百瀬佳子
Momose Keiko
お稽古の始めは、楽しいだけではありません。毎日同じことの繰り返しです。それを続ける忍耐・努力・集中によって曲が仕上がります。その時私は「とても上手に弾けましたね」と心から誉め、鈴木鎮一先生の教えの“ほめて育てる”を実践しています。 大切にしていることは、毎日のお稽古とCDを聴くのは、もちろんですが、
・挨拶をきちんとする・人に迷惑をかけない・相手を尊重する(思いやる)。
・年長者は年少者の面倒をみる。
など、協調性を育てるように心がけています。
クラスでは個人レッスン、グループレッスン、弦楽の他に、年間行事として クラス発表会、卒業演奏会(クラスを卒業する生徒)、夏のお楽しみ会、クリスマス会を行なっています。
教育は生まれた時から始まります。
ある婦人が、ダーウィンに自分の子供にはいつから教育を始めたらいいかと尋ねたところ、ダーウィンは「あなたのお子さんはおいくつですか?」と聞きました。その婦人は「一歳半になります」と答えました。ところがダーウィンは「それでは一年半遅れました」と答えたということです。
この話は本当に良い話で、全ての親が深く銘記すべきことです。うかつにも知的なものを教え導くことが教育だと考えている人々は、乳児が生まれた日からすぐにその環境を総てを受け取って、人間能力の形成をしていく大きな活動を始めることを忘れているのです。
能力…すなわち感性も知性も生まれた日から形成されていくということを知ってくれば当然に捨てておくことは取り返しのつかぬ問題であると知るようになるはずです。
鈴木鎮一著「奏法の哲学」より
プロフィール
6歳より才能教育にてヴァイオリンを習い始める。短大卒業後、山村晶一氏に師事。才能教育音楽学校卒業。指導歴30余年。
母親からの声
♬ 私の母親が昔から音楽をやらせたいと思っていて、長野の中心地区ならスズキ・メソードでと思っていました。母親は岐阜出身で、才能教育が有名でした。それで、せっかく松本で生活するので、音楽をやらせるならスズキ・メソードを、と考えていました。HPで近くのお教室を検索し、見学させていただき、教えていただくことを決めました。
百瀬先生に子どもたちの特性をご理解いただき、指導していただいたことは、いつもありがたく思っております。4月から、高校、中学に進学しましたが、「これからも続けたい」と言っていることからも、親として本当に嬉しく思います。
個々の個性をいち早く見抜かれたご指導に、親子ともども本当に尊敬申し上げております。子どもに寄り添っていただけますので、子どもたちも信頼申し上げております。いつまでも見守っていただきたく思います。余談ですが、時々、先生が見せられる、天然な所が個人的に好きです。(高1男子、中1男子の母)